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『古戦場の英雄』の狙い方

最終更新日:2023/07/25

はじめに#

古戦場で個人ランキング2000位以内に入ると『古戦場の英雄』という称号が獲得できます。

ゲーム内でのメリットは称号だけなのですが、簡単に取れるわけではないので一種のステータスになっています。

筆者は過去に8回達成しています。その時の経験を基に、これから英雄入りしようと考えている方へ達成のためのポイントをまとめようと思います。

この記事で書いていないこと#

個ラン2桁以上の狙い方#

筆者の最高個ラン順位は202位なので、上記を書いてもエアプになってしまいます。
ただ、知り合いの達成者を見る限り以下が必須になってくると思います。

  • 朝個人時速ランキング(100位以内)を狙える理想的な編成・ムーブが組める
  • 本戦をフルランできる稼働時間が確保できる

これが1桁や表彰台狙いになってくると予選インターバルを含めたフルラン、場合によっては肉支援募集など極めて大変な準備・稼働が必要になってくると思います。達成した人に話を聞きましょう。

2023年の英雄環境について#

  • 第68回 土有利:76億6992万
  • 第67回 光有利:82億3455万
  • 第66回 闇有利:114億4146万
  • 第65回 火有利:60億918万

2022年度の英雄ボーダーは50億程度でしたが、2023年度に入ってボーダーが上昇しています。
原因としては

  • 一部ルミナス武器、ヤチマの登場による環境の高速化
  • 肉時速の向上、200HELLの必要チャンク数の減少および貢献度増加

などが考えられます。闇だけボーダーが突出しているのは間違いなくエレシュキガルの影響ですね。

第69回の風有利は前回開催から大きな環境の高速化が起こっていないので(2023/07/25時点)光や土と同じ80億かそれ以下と考えられます。

英雄ボーダーのシミュレーション#

80億という貢献度を具体的にイメージするため、貢献度時速×稼働時間でざっくり計算してみたいと思います。

  • 予選1日目-2日目:貢献度時速4500万×8h(肉集め)+貢献度時速6200万×3h(90hell)=5.46億
  • インターバル:貢献度時速6200万×3h(90hell)=1.86億
  • 本戦1日目(95hell):貢献度時速1.3億×8h=10.4億
  • 本戦2日目(150hell):貢献度時速2.5億×8h=20億
  • 本戦3日目(200hell):貢献度時速2.7億×8h=21.6億
  • 本戦4日目(200hell):貢献度時速2.7億×8h=21.6億

計:80.92億

1回の戦闘あたりの時間や肉時速を仮定することで貢献度時速や肉消費量を近似できます。上記の例を落とし込んだ場合の結果をスプシで計算しました。下の表は日毎の稼働時間です。

古戦場英雄シミュレーション

このスプシは以下の記事で紹介していますので、よければ活用ください。

便利系スプレッドシート置き場 - くらブル!
古戦場向けのスプシ多め、の予定
便利系スプレッドシート置き場 - くらブル! favicon https://kurablue.com/posts/spread_sheet/

本戦最終日を終えてなお肉残量が5280と余裕があることが分かります。

200HELLは最近のアップデートで上方修正が入り、150HELLの3倍までの討伐時間であればお得になります。

半汁に関しては箱開けやHELLでのドロップで戻ってくる分を考えると、この例では3000個用意しておけば走りきれそうです。

戦闘時間からお察しかと思いますが、ほぼ全てフルオートを使用しない手動討伐になります。本戦を毎日17時間フル稼働できれば極めたフルオート編成で稼げなくもないですが、ほとんどの場合その時間を確保するのがまず困難でしょう。

逆に言ってしまえば、本戦をフル稼働する時間が取れなくてもしっかり時速が出せる編成・ムーブを組めれば英雄入りは現実的です。

事前準備#

団選び#

意外かもしれませんが、英雄を目指す最初の準備はある程度の上位団に加入することです。
ここでの上位団とは予選総合ともに最高報酬(予選300位以内、総合2500位以内)を安定して獲得できている団です。

理由はいくつかあります。

  • 時間効率の高い周回編成を組め、かつ古戦場の稼働を取っているメンバーが多く在籍している。
  • 団内の編成情報共有が盛ん。
  • 2日目の150HELL解放が早い(早ければ朝の2-30分程度で解放が終わる)
  • レヴァンスシリーズ、スパバハといった高難度のクエスト経験者が多く、団で連戦募集した際に乗ってもらえる可能性が高い。

「入団にあたっての必須ガチャキャラ・課金武器」を指定している超上位団を除き、最低限の持ち物(終末アスポン5凸、一定のランクなど)があれば上位団での入団を拒まれることはないと思います。席が埋まる前に積極的に団活しましょう。

一つ注意点として、上位団の中には本戦のマッチングを有利にするため貢献度を意図的に抑える「低空」という戦術を採用している団があります。

とにかく貢献度を伸ばしたい英雄狙いの方には合わないため、後にトラブルにならないよう入団の際は「低空なし」であることを確認しましょう。

低空狙いの団でなければ「英雄狙いなのでひたすら走らせてください」という方は大歓迎だと思います。

持ち物の準備#

無事団が決まったら、次回の古戦場に向けて必要な持ち物を調べていきます。

Youtubeで「○○想定○○秒」といったキーワードで調べると、時速の早い編成で使われているキャラや武器はおおよそ把握できると思います。
例えば2023/7/25時点の風有利環境では、リミナルメア、バレグリム、水着コルワ、超越ニオ、水着アニラ、ハロリッチ、リミシャル、リミイーウィヤ、風賢者2人は高確率で古戦場に採用される見通しです。

(風の場合は水着JK、水着ティアマト、魔鯛など石のハードルも高い)

武器も勿論大事なのですが、そもそもキャラがいないとムーブが再現できず詰みます。 自分に足りないキャラをどこで獲得するか(天井、サプチケ、リンチケ等)自分のお財布事情と相談しながら計画を立てていきます。

ドロップ武器、ゲーム内交換武器について#

一番手を付けやすい部分だと思います。終末とアスポンの5凸は必須として、オメガ武器5凸も作りましょう。スパバハは現状ソロの難易度が極めて高いので、団の人と連戦するなどしてアルテマメモリを集めましょう。

最近実装されたドロップ武器も優秀なものが多いのでコツコツ自発、時には救援で集めていきます。(特に全属性で活躍できるシエテ剣!)

刻の流砂について#

現時点での砂の使い道は礎武器の5凸(賢者最終)および超越バハルシの作成です。

礎武器5凸はW攻刃とダメ上限5%アップがついた優秀な武器です。4属性であればどちらか1本を作っておくことを推奨します。

超越バハおよびルシはそれぞれ最大強化まで砂15個+金剛1と重いですが、そのぶん全属性150%属性攻撃アップ+αの強力な効果を持っています。

最近はレゾネーターや約定など神石やマグナの加護が乗りにくい強力な武器が増えてきており、両面属性石が最適というケースも多いです。

どちらを優先するかは人によると思いますが、自分の場合はシエテHL周回でHPを増やしたかったのでルシを優先しました。バハは作成中です。

課金武器について#

特に神石編成の場合はリミ武器や恒常キャラ武器、季節限定キャラ武器の取得難易度が高いです。

ここはお財布事情によるので多くは語れません。一つ言えるとすれば、マグナでも採用可能性が高い課金武器(例:レゾネーター、約定シリーズなど)は取得優先度が上がります。

最近の古戦場は直前に優秀なキャラ武器を実装してくる傾向が強く、そこで環境が変わる可能性が0ではありません。

とはいえ、それは運営にしか分からないことなので考えても答えは出ません。出来る準備をしましょう。

稼働時間の確保#

特に150HELLが登場する本戦2日目以降の稼働時間を確保することが重要です。

仕事や生活の都合などで稼働の見通しが立たない場合は無理せず次の機会に狙いましょう。

冒頭のシミュレーションで仮に本戦時速4億が出せれば5時間の稼働で済みますが、現環境ではトップ層でない限り実現するのが極めて難しいと思います(150HELLを40秒弱もしくは200HELLを2分で倒し続けなければならない)

PCを用意すべきか#

スマホでも英雄入りはできると思います。

ただしPCの場合は以下の作業がフルオートを回しながらしやすいというメリットがあります。

  • 別窓で編成の調整
  • TwitterやYoutubeに投稿される編成・ムーブの検索

本戦2日目以降は安定して早く回れる編成を素早く組み立てられるかどうかが鍵になってきます。

それなりのCPUやGPUを積んだPCの準備は、個人的にはガチャ課金よりも優先度が高いです。

想定ムーブを試す#

肉集め#

おなじみの木人ですね。

木人

ここは特に困ることはないと思いますが、実際の古戦場は660万の大ダメージ上限があるので、木人相手に奥義で仮に1000万出せても特殊ダメージ上限を積んでいない限り本番では届きません。

90HELL、95HELL#

防御値が同じ六竜シングルがよく使われます。

六竜シングル

95HELL想定で何%削れたら本番と同じなのか? は以下のツイートにまとまっています。情報感謝いたします。

木人の防御値は10なので実際の95HELLより柔らかく、木人でダメージが出ていても本番では足りない…というのはよくあるケースです。

半汁を消費してしまいますが、きちんと六竜シングルで足りているかどうか確認することをオススメします。

150HELL以降#

敵の特殊行動次第なところがあるので正確なシミュレーションは難しいです。

事前にできるのはエニアドや六竜HLのトライアル+自発を活用し、アビリティが想定通りに回るか、バーストしたいターンにバフが乗っているか、敵のデバフに対する対応策は打てそうか確認するぐらいでしょうか。

本番#

周回のモチベを上げる#

大量の周回に慣れていないと1時間周回して「やっぱりやめれば良かった…」となりかねません。

VCが出来るのであれば知り合いとVCを繋ぐ、好きな動画や音楽をかけるなどしてモチベが落ちないよう工夫しましょう。

Twitterで出回るタイムが早すぎて焦る#

団によっては朝活で団バフを入れて早いタイムを出している場合があります。気にしないのが吉です。

1回のタイムよりも、安定して貢献度を伸ばせているかの時速意識が重要です。

個人順位の変動を確認して自分の順位が上がっていればOKです。逆に走っても落ち続けている+英雄圏内から弾き出される場合は編成やムーブを見直して時速を上げられないか考えましょう。

昼間に貢献度を積んでおけば意外と順位が上がったりします。最後は稼働時間で殴るのみ。

生活習慣#

これは個人差が大きいと思いますが、食事を抜いたり睡眠時間を削ってまで周回するのはオススメしません。 どこかで無理をすると身体に跳ね返ってきます。

冒頭のシミュレーションでも本戦の稼働時間は1日8時間としており、本戦17時間中9時間の猶予があります。

ただ本戦は午前7時から始まるので、早起きが苦手な方は7時10分前には起きれるよう練習しましょう笑

まとめ#

  • 上位団に入りつつ必要そうなキャラ武器石をコツコツ集める。
  • 肉集めや各HELLが何秒で回れそうか事前に試してアタリをつけ、必要な肉の量や半汁を見積もっておく。
  • 本番中は周回に集中できるよう出来る限りリアル環境を整えておく。

結局は貢献度時速×稼働時間を最大化する、これに尽きます。

長くなりましたが初英雄に挑戦される方、頑張ってください!!